筒香 復調でDeNA打線大爆発!今季初づくし11点3発3連勝

[ 2017年4月23日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA11―4中日 ( 2017年4月22日    横浜 )

<D・中>4回1死満塁、左前適時打を放つ筒香
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 4点リードの3回無死一塁、DeNA・筒香が、108キロのカーブに両足を踏ん張り、右肩が開くのを我慢しながら右中間に適時二塁打。「(石田)健大が頑張っていたので援護できたことがうれしい」。3試合連続打点は、プライベートでも仲のいい後輩左腕を助ける追加点となった。

 WBCで日本の4番を務めた主砲に今季はまだ本塁打がない。この日も若松の緩い変化球に苦しんだ。2回はカーブを引っかけて二ゴロ。3回も初球のカーブに体勢を崩されて空振りをした。そのカーブを打った適時二塁打。筒香の顔にも自然と笑みが浮かんだ。

 開幕投手を務めた石田は15日のヤクルト戦(横浜)も6回8奪三振ながら5失点で2敗目を喫した。試合後の石田に声を掛けたのは筒香だ。「誰もが経験できることではない。経験をプラスに変えてやり返そう」と、ストライクゾーンで勝負してもらえない自分の状況に置き換えて励ました。

 主砲であると同時に主将。6点差の4回2死満塁では左前2点適時打。「前の打者がつないでつくれたので自分もその流れに乗った」とフォア・ザ・チームの打撃を満足そうに振り返った。

 2回に戸柱の1号2ラン、桑原の2号3ラン。6回に梶谷の4号2ランが飛び出すなど、今季2度目の先発全員安打で今季最多タイの13安打今季最多11得点。引き分けを挟んで今季初の3連勝で、23日も勝てば勝率5割に復帰する。

 開幕から19試合、81打席連続で本塁打のない筒香だが、ラミレス監督の信頼は揺るがない。「4番として大事なのは走者を還すこと。筒香がいいところで打ってくれた」と称えた。まさに4番。頼もしい主砲がそこにいた。 (君島 圭介)

 ≪開幕19試合目にして初の1試合複数本塁打≫DeNAが今季チーム最多タイとなる13安打の猛打で11―4の大勝。チームの11得点以上は、昨年9月23日の巨人戦(12―4)以来で、今季のセでは4月13日の広島(対巨人)に並ぶ最多得点になった。また、この日は3ホーマー。開幕19試合目にして初の1試合複数本塁打と、前日までセ最少の合計7本塁打だった打線が待望の一発攻勢を見せた。

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2017年4月23日のニュース