ライアン小川 外角低めにズドン 一塁側へプレート立ち位置変更

[ 2017年2月5日 05:30 ]

ブルペンで力強い投球を見せる小川
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 「ラスト!」。ブルペンにヤクルト・小川の声が響いた。「前で離す感覚を、もう一度、確認したかった」。そこから11球をおかわりし、122球目で終えた。

 ブルペン中盤、真ん中から一塁側へプレートの立ち位置を変えた。すると、右打者の外角低めに力強い直球が突き刺さった。「問題(課題)はアウトロー。まだ自分で試している段階」。新たな引き出しを見つけた。

 昨季までは右投手には角度がつき、投げやすいとされる三塁側に立った。試したのはセオリーとは真逆の一塁側で「逆に考えれば(本塁まで)最短で投げることができる」と伊藤投手コーチ。シュートもある小川は、右打者の内角に投げやすいという利点も生まれる。

 真中監督は「(開幕投手の)候補としては1番手。そこに(絡むとすれば)石川であったり、外国人であったりね」と順調ならば小川に託す意向だ。進化を続け、4年連続開幕投手を手中に収める。 (川手 達矢)

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2017年2月5日のニュース