甲子園残り3戦 金本監督「目先の試合で勝てるよう頑張る」

[ 2016年9月20日 06:33 ]

<神・巨>金本監督(左)が笑顔で8勝目を挙げた岩貞をねぎらう
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セ・リーグ 阪神4―1巨人

(9月19日 甲子園)
 敗戦を喫した4月26日の初戦から146日。今季11試合目となった甲子園の巨人戦で、ようやく初勝利を飾った阪神の金本監督は開口一番、「何回も(甲子園の巨人戦の質問を)聞いているけど、まあやっと」と頬を緩めた上で「ちょっと長かったけど…。(ファンは)スカッとしてくれましたかね?」と苦笑い。悪天候にもかかわらず甲子園に詰めかけた4万6415人のファンの機嫌をうかがった。

 Bクラスが確定したとはいえ、若虎にはシーズン最終戦まで来季につながるプレーを促している。この日は今季の甲子園での伝統の一戦では最多となる4得点。その全てを若手がたたき出したことに目を細めた。先制ソロなど3安打1打点の高山には「大したもの」とうなり、1打点の板山、2打点の北條も「板山の適時打も大きかったし、あれ(北條の2点打)で主導権を握れた感覚はあった」と称えた。

 「(甲子園では)明日と、もう2試合(の計3試合)かな。とにかく目先の試合で勝てるよう頑張ります」。最後まで全力を尽くし、ファンに一つでも多くの笑顔を贈る。(惟任 貴信)

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2016年9月20日のニュース