王者・山中 長野相手に緊張始球式「当てたらいけないから」

[ 2016年9月20日 06:43 ]

<神・巨>始球式に登場したWBCバンタム級世界王者の山中は左手にグローブ

セ・リーグ 阪神4―1巨人

(9月19日 甲子園)
 16日に11度目の防衛を果たしたばかりのボクシングWBC世界バンタム級王者・山中慎介(33=帝拳)が、阪神―巨人23回戦(甲子園)で始球式に登板した。

 滋賀県出身の阪神ファンで甲子園での始球式は14年6月22日楽天戦以来、2度目。左手に黒いボクシンググローブをはめて登場し、ワインドアップから投じた球は惜しくもワンバウンドとなった。「小、中学と野球をやっていたので、この結果は恥ずかしいです」。打席に立った長野を見て緊張したようで「ボクシングは当てないといけないけど、こっちは当てたらいけないからね」と笑いを誘った。

 試合は、左打者の高山が先制のV弾を放ち、左腕・岩貞も8回1失点の快投。自身同様、「神の左」がさく裂しての快勝に上機嫌だった。

続きを表示

この記事のフォト

2016年9月20日のニュース