ロッテ岡田 名手ゆえ素早い判断がミスに

[ 2016年8月27日 09:00 ]

<ソ・ロ>初回2死一、三塁、中越え適時二塁打を放った松田の打球を見誤り、ぼう然とする岡田

パ・リーグ ロッテ3―11ソフトバンク

(8月26日 ヤフオクD)
 守備の名手がミスをした。いや、名手ゆえのミスだった。球界屈指の守備範囲を誇るロッテの中堅・岡田が目測を誤った。

 初回に先制され、なお2死一、三塁の場面。松田のバットの先っぽに当たった飛球に対し、岡田は目を切り素早く右翼方向へスタートを切った。だが、打球は左翼方向へ大きく変化し、ダイビングも及ばず後逸した。

 記録は2点適時二塁打だったものの「僕のミスです」と岡田。捕球していれば1点止まりが、結局4点を失った。清水外野守備走塁コーチは「打球が揺れて難しかった」とかばった上で「あの打球なら目を切らなくても良かった。目を切って(走って)抜けそうな当たりを捕れるのが(岡田の)守備力なんだけど」と話した。

 打球を瞬時に予測し、落下地点に最短距離で向かうのが外野守備の基本。その判断力と脚力が岡田の広い守備範囲を生んでいる。試合前のフリー打撃では外野を守り、一球一球集中して打球を追う姿が見られる。不規則な打球だっただけに、結果的にスタートが遅れていたら捕れたかもしれない。磨きをかけた「1歩目」が、皮肉にもミスにつながった。 (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・石川(今季ワーストの8失点で同最短3回KO。防御率リーグトップから陥落)申し訳ない気持ちしかない。

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