西岡リハビリ開始「自分のためでなく、支えてくれた人のために」

[ 2016年8月6日 08:30 ]

松葉づえにギブス姿で姿を見せた西岡

 7月26日に左アキレス腱の縫合手術を受けた阪神・西岡剛内野手(32)が5日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場の施設内でリハビリを開始。帰宅前に報道陣の前に姿を見せ、神妙な面持ちながら、復帰への強い思いを語った。

 「今からどうなっていくのかわからないし、どういうリハビリが待っているかもわからない。でも、これからの野球人生は僕だけの野球人生じゃない。球団のサポートもあったし、ファンの人からの支えのコメントもあった。残り何年やるかわからないけど、今後は自分のためではなく、支えてくれた人のためにやる。モチベーションはそこだけです」

 午前8時25分。松葉づえに患部の左足にギプスをはめた状態で姿を見せた。選手寮「虎風荘」内に入り約2時間、両太ももや上半身などのトレーニングに励んだもよう。仲野伸洋2軍トレーナーは「現在の経過は良好です。日々、前進しながらやっていきます」と説明した。

 7月20日の巨人戦(甲子園)で左翼線に適時打を放ち一塁を回ろうとした際に左足を負傷。「左アキレス腱の完全断裂」と診断され同27日に手術を受けていた。今後は復帰に向け過酷なリハビリ生活が待っていることは容易に想像が付く。だが、ファンやチームメートら、周囲の思いもある限り、西岡の心が折れることはないはずだ。 (巻木 周平)

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2016年8月6日のニュース