大谷 3安打&盗塁も届かず 残り2戦も打者「勝つしかない」

[ 2016年8月6日 05:30 ]

<ソ・日>9回無死一塁、中田の時、二盗を決めた大谷

パ・リーグ 日本ハム2―3ソフトバンク

(8月5日 ヤフオクD)
 最後まで日本ハム・大谷は諦めていなかった。1点ビハインドの9回、先頭で打席に入り、サファテのカーブを引っかけて二塁へボテボテのゴロ。それでも全力で一塁まで駆け抜けてこれを内野安打とすると、中田の2球目に今季3個目となる二盗も決めた。

 サファテがセットポジションからクイックをしないと1球で察知し「自分の判断で行った」と同点のチャンスとなる無死二塁を一人でつくった。しかし、中田、田中賢、レアードが大谷を還せなかった。首位・ソフトバンクとは6ゲーム差。6日も負けるか引き分けで、ライバルに優勝マジックの点灯を許すことになる。

 打線は和田、サファテの前に、中田の16号2ランによる2点だけ。栗山監督も「みんな疲れている。攻撃の形をつくれなかった」と振り返るが、大谷は今季6度目の3安打と気を吐いた。投手としては右手中指のマメをつぶした影響で7日の先発を回避するが、この3連戦は打者として残り2試合も出場する。「明日、あさってを勝つしかない」。手痛い黒星を喫しながらも「打者・大谷」の目は前を向いていた。 (横市 勇)

 ▼日本ハム・中田(初回に和田から中越え16号2ラン。リーグトップタイの74打点)残り2試合を頑張るしかない。

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