ヤンキースのテシェイラ 今季限りでの引退を表明「身体はもう限界だ」

[ 2016年8月6日 04:45 ]

今季限りでの引退を表明したヤンキースのテシェイラ(AP)

 ヤンキースのマーク・テシェイラ内野手(36)が米東部時間の5日午後3時(同6日午前4時)から記者会見を行い、「今シーズンが終わったら引退する」と表明した。

 メジャー14年のベテランは時折涙を見せながらも「自分が想像していた以上の成功を収めることができた。でも、そろそろ身を引く時だ」と語った。

 引退を決意したのはオールスター・ブレーク中といい、今季は5月には首痛で欠場、6月には右膝関節の軟骨損傷で故障者リスト入りしており「今年は首の調子も悪くなりほとんど毎日苦しめられている、膝も故障した。もう自分の身体はもう限界だ。今シーズン、このままの体調が続けば、来年はどこかほかに行かなければならないだろう。ヤンキースの一員として引退したかった」と引退を決意した理由を語った。今季は前日まで77試合、10本塁打、27打点、・198となっている。

 01年レンジャーズのドラフト1巡目で入団したテシェイラは、03年にメジャーデビュー。ブレーブス、エンゼルス、ヤンキースと渡り歩き、ヤ軍入りして松井秀喜とチームメートになった09年は本塁打(39)、打点(122)の2冠王に輝いて9年ぶりの世界一に大きく貢献した。一塁の守備にも定評があり、ゴールドグラブ賞を5回受賞。しかし、近年は故障にも悩まされて不振が続いており、今季が8年契約の最終年だった。メジャー通算14年間では打率・269、404本塁打、1281打点(いずれも4日現在)の成績を残している。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月6日のニュース