オリックス 1日で最下位逆戻り 打てない「考えないと」

[ 2016年8月6日 05:30 ]

<オ・ロ>9回二死二塁、代打・川端はハーフスイングを取られ三振し最後の打者に

パ・リーグ オリックス2―3ロッテ

(8月5日 京セラD)
 わずか一夜で逆戻りだ。前日、エース金子の力投などで54日ぶりに最下位を脱出したオリックスが、ロッテに敗れて再び最下位に転落した。福良監督は「最後は粘ったけど、前半がね。あと8回」と天を仰ぎ、地力の無さを嘆いた。

 序盤は石川に手も足も出なかった。5回にモレルの8号ソロで同点としたものの、6回に松葉がデスパイネに勝ち越し2ランを献上。2点を追う8回に無死一、二塁の好機をつくるも、中島の代打・鈴木昂がバントを2度ファウルした後に空振り三振。鈴木昂は試合後にバント練習を敢行。「切り替えて、明日頑張ります」と反省したものの、負けるべくして負けた格好だ。

 粘っていた松葉は、6回の勝ち越し弾にマウンド上で膝に手を当ててうなだれた。「あの場面でホームランは一番避けなければいけない」。味方の好守に助けられ、リズムを取り戻していた矢先だけに痛恨だった。

 福良監督は当たりの止まった打線に「続いているから考えないといけない。投手は頑張っているんだが…」と頭を悩ませる。しかし救世主がいるわけでもなく、苦況は変わらない。最下位から抜け出すには時間がかかるかもしれない。 (鶴崎 唯史)

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2016年8月6日のニュース