マー君「自分で乗り越えていくしかない」今季最短タイ5回で降板

[ 2016年5月16日 07:36 ]

先発したヤンキースの田中(AP)
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 ヤンキース・田中将大投手は5回8安打4失点で自身に勝敗は付かなかった15日(日本時間16日)のホワイトソックス戦を「難しい登板だったと思う。やってはいけないミスをしている。それが良くない」と反省した。

 味方が1点を先制した直後の2回。1死から連続四球で走者をため、同点適時打を打たれた。味方が3回に逆転に成功し、3―2で迎えた4回は3単打にスクイズを絡められ2失点とすぐまさ再逆転を許してしまった。「失点の仕方も味方が点を取ってくれた後。締めなければいけないところ、やらなければいけないところをできていないから、こういう結果になる」と振り返った。

 4回まで毎回で、今季最多タイ7奪三振の一方で、制球が乱れ3四球を与えて球数がかさんだ。最近5試合で計2四球だったが、それを1試合で上回った。球数が102球となり、今季最短タイとなる5回で降板した。

 1点ビハインドの場面で降板したが、その後に味方打線が逆転に成功してくれた。敗戦投手の権利は消えて無敗のままだが、これで5試合連続で白星がない。昨年6月15日~7月3日の4試合連続を上回り、メジャー移籍後は初めて。「シーズンは長く続くので、切り替えるしかない。今はうまくいっていないが、うまくいかないことが初めてではない。自分で乗り越えていくしかない」と努めて前を向いた。

 チームはこの3連戦前までア・リーグ最高勝率だったホワイトソックス相手に2勝1敗で勝ち越し。これで3カード連続勝ち越しで、4月27日以来となる借金4まで返済を進めてきた。「(チームが)勝ったことが一番です。僕は何もしてない、迷惑しか掛けてないですけど」と田中。巻き返しへの思いをより強くし、次の遠征地アリゾナ州フェニックスへ飛んだ。

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