野手が走者をパンチ!悪意ある走塁がきっかけで両軍総出の大乱闘

[ 2016年5月16日 10:38 ]

<レンジャーズ・ブルージェイズ>ブルージェイズのバティスタ(左)を殴るレンジャーズのオドール (AP)

ア・リーグ レンジャーズ7―6ブルージェイズ

(5月15日 アーリントン)
 15日に行われたレンジャーズ―ブルージェイズ戦で、激しいスライディングがきっかけとなり、両軍総出の大乱闘となる事態が発生。これにより、レンジャーズのロウグネド・オドール内野手(22)とブルージェイズのホセ・バティスタ外野手(35)が退場処分となった。

 8回、6―7と1点を追うブルージェイズは先頭のバティスタがレンジャーズの4番手・ブッシュから死球を受けて出塁。これが後の大乱闘の引き金となった。エンカーナシオンはレフトフライで1アウト。問題となったのは、続くスモークがサードへのゴロを放った場面だ。

 三塁手のベルトレは打球を処理すると、セカンドベース上の二塁手・オドールに転送。その際、一走のバティスタはオドールに対して足から強烈なスライディングをお見舞いした。これに激高したオドールは、バティスタを両手で押し、続けてボクサー顔負けの右ストレートを相手の顔面にヒットさせた。

 頭に血の上った両軍選手はグラウンドに飛び出し、球場は騒然。オドールとバティスタ以外に、ブルージェイズのジョシュ・ドナルドソン内野手(30)とレンジャーズのベンチコーチ、スティーブ・ブエッチェル(54)にも乱闘に加わったとして退場が言い渡された。

 バティスタは試合後に「あのスライディングは“死球は歓迎しないぞ”という相手へのメッセージ。オドールをケガさせることもできたが、そうはしなかった」と悪びれずにコメント。さらに、チームメートのストローマン投手も自身のツイッターで「オドールの奴にまったく敬意はない。これからもずっとそうだ」と投稿しており、今後もこのカードは遺恨を残しそうだ。

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