プロ野球の今季予言?「くどうきみやす」「まなかみつる」並べ替えると…

[ 2015年10月27日 08:15 ]

五十嵐ら選手と密なコミュニケーションをとってコンディションを把握した工藤監督

 ドラフト会議が22日に行われ、阪神・金本新監督は、ヤクルトと競合した初めての抽選で明大・高山の交渉権を引き当てた。一方、日本ハムだけが2度ハズレを引いた。13年には栗山監督がドラフトワースト記録に並ぶ抽選3連敗。13年と今回だけで5回くじを引いた日本ハムは、阪神ファンから「くじを引きまくりやで」と言われそう。この「引きまくりやで」の7文字を並べ替えると「栗山英樹(くりやまひでき)」になる。

 文字を並べ替えて別の意味にする「アナグラム」という言葉遊びだ。昔から言葉を見ると全部平仮名にして言葉遊びをする癖がある。今季のプロ野球を、アナグラムで遊びながら振り返ってみたい。

 ソフトバンクの監督「工藤公康(くどうきみやす)」を並び替えると→「“休みどう?”聞く(やすみどうきく)」。工藤監督が常に気にかけたのが選手のコンディション。中継ぎ陣の登板は60試合未満に抑え、試合中のブルペン投球も制限した。休養が足りているか「休みどう?」と聞き続け、盤石のリリーフ陣でシーズン90勝をマークした。

 昨季の最下位から今季一気に優勝へ上り詰めたヤクルト。主力の顔ぶれは昨季とほとんど変わらないが、「走塁改革」などでプレーの質が上がった。監督は「真中満(まなかみつる)」→「中身詰まる(なかみつまる)」。中身が詰まった濃い野球で栄冠をつかんだ。山田は「トリプルスリー」を達成。2軍の戸田球場には将来のスター候補も多い。「第2の山田哲人」が現れるのを待つのも楽しいだろう。「山田哲人(やまだてつと)」→「やつ待て戸田(やつまてとだ)」。

 続投要請を受けながら最下位の責任を取って辞任したDeNAの中畑監督。ファンサービスを重視して球団の人気は上がったが、結果が全ての厳しい世界なので仕方ない…。「中畑清(なかはたきよし)」→「世は仕方なき…(よはしかたなき)」。日本語になっていないか?

 関係ない言葉ができる場合もある。楽天の「松井裕樹(まついゆうき)」→「いつ雪舞う(いつゆきまう)」仙台だから気になるのかな。「和田豊(わだゆたか)」→「浴衣だわ(ゆかただわ)」浴衣じゃないよ。「レアード」→「どー?あれ」ただの回文。ヤクルトの救援陣「ロマン、オンドルセク、バーネット」→「ねー、バット折るロマン独占!」意味が分からない。ロマンそのまま使うのか?とツッコまれそうだが、それはさておき、シーズン順位もアナグラムのように毎年並べ替えが起こればファンは飽きないだろう。(渡辺 剛太)

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2015年10月27日のニュース