DeNA 駒大・今永の1位指名最有力「競合避けていない」

[ 2015年10月16日 06:33 ]

駒大・今永

 DeNAが22日のドラフト会議に向け、駒大・今永昇太投手(4年)を1位指名の最有力候補に絞り込んだことが分かった。15日に横浜市内の球団事務所でスカウト会議を開き、上位指名候補をビデオで確認。高田繁GMは「将来性を考えて(1位は)高校生にいきたいが、なかなかそうはいかない」とした上で、「投手になると思う。うちのドラフトは競合を避けていない。一番評価する人にいっている」と即戦力投手の指名を明言した。

 最下位に沈んだ今季は先発の柱が不在。2桁勝利も規定投球回到達者もおらず、先発ローテーションを1年間任せられる即戦力投手は喉から手が出るほど欲しい。一昨年は楽天・松井裕、昨年は日本ハム・有原といずれもドラフトの目玉投手を指名した。今年も競合覚悟で最速148キロを誇る大学No・1左腕を指名する公算が大きい。

 今永のほか、1位候補に県岐阜商・高橋、東海大相模・小笠原もリストアップ。「高校生でも高橋、小笠原は即戦力だと考えている」と高田GMは高評価を口にした。ドラフト前日の21日に開くスカウト会議で指名リストを最終確認する。

 ◆今永 昇太(いまなが・しょうた)1993年(平5)9月1日、福岡県生まれの22歳。北筑では2年夏からエース。甲子園出場はなし。駒大では東都大学リーグ通算18勝。3年秋は7勝でリーグ優勝、明治神宮大会優勝に貢献した。今春は左肩痛で登板がなく、今秋も未勝利。1メートル78、80キロ。左投げ左打ち。

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