巨人、ミスミス連勝逃す…リズム狂った先頭・立岡のけん制死

＜ヤ・巨＞初回無死一塁、立岡（右）はけん制死
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セ・リーグＣＳファイナルＳ第２戦 巨人０―４ヤクルト

（10月15日 神宮）
　巨人打線は８回まで小川を攻略できず、散発６安打で零敗を喫した。リズムを狂わせたのは、この試合最初のアウトだ。初回、先頭の立岡が小川の初球を捉えて左前打で出塁。ところが、続く片岡の打席で１ボール１ストライクから２球続いたけん制に逆を突かれて刺され、先制の好機を広げられなかった。

　立岡は今季レギュラーシーズンで小川に対して１４打数８安打、打率・５７１を誇る。相性通りの打撃で相手に重圧を与えただけに「この試合の流れをつくってしまった。もったいないプレーだった」と猛省。川相ヘッドコーチも「きょうの一番の反省点かもしれない。先制していれば違う展開になったかもしれない」と指摘。立岡は４点を追う８回も左越え打で果敢に三塁を狙ったが、タッチアウトとなった。

　２回１死満塁では小林が投ゴロ、マイコラスが空振り三振に倒れるなど６残塁の拙攻。貧打に苦しんだ今季を象徴するようにスコアボードに「０」が並び、原監督は「こっちのペースでなかなか野球ができなかった」と嘆いた。