オリックス・福良監督、得点力アップへ慶彦コーチの手腕期待

[ 2015年10月16日 11:05 ]

オリックス・福良監督

 オリックスは15日、来季のコーチングスタッフを発表した。5位に低迷したため、陣容は大幅に入れ替え。福良淳一新監督(55)は得点力不足解消へ、打撃コーチに就任した高橋慶彦氏(58)に期待を寄せた。また、未発表の1軍内野守備走塁コーチには、阪神の風岡尚幸コーチ(47)に今後、就任要請する方針だ。

 低迷脱却へ、投打ともに課題はあるが、福良新監督が目を付けたのは打撃部門のテコ入れだった。現役時代も含めて、初めてオリックスのユニホームに袖を通す高橋氏への期待を問われると、「今季は、ここというところで打てなかった。勝負強いバッティングですかね」と言及。2年ぶりの現場復帰となる北川氏とともに、打線強化を期待した。

 チーム打率・249、519得点は共にリーグ5位。今季はチャンスを逃し、先発投手を援護できずに競り合いで負ける試合が目立った。ただ、糸井、中島、T―岡田ら打線の核になる選手は数多く存在する。そんな選手たちの再生こそ、浮上への近道。組閣発表した横田昭作球団副本部長は「得点力が不足していた状況で、経験豊富な方に来ていただいた。現役時代はスイッチヒッターで活躍されていたし、右も左も指導していただける」と期待感を口にした。

 そのためにも今秋の取り組みが重要だ。福良新監督は来月1日から始まるキャンプ前に、各コーチ陣とのミーティングを希望。「考え方を聞きたいし、こちらから押しつけるのは良くない。どの選手を連れて行きたいかとか、見たいかとか。キャンプに行く前に話ができたらいい」と、さっそく来週から動くことを宣言した。現状、昨オフのような大型補強は予定にない。底上げを図ることが新内閣への至上命題となりそうだ。

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2015年10月16日のニュース