阪神、外野補強へ金本2世獲り 「外れ1位」候補に青学大・吉田正

[ 2015年10月16日 10:10 ]

青学大・吉田正

 阪神が22日に行われるドラフト会議へ向け、青学大・吉田正尚外野手を上位候補としてリストアップしていることが14日、分かった。軸回転からのフルスイングが持ち味の左のスラッガー。そのスタイルは来季監督に招へいしている金本知憲氏(47)にも重なっており、金本2世として将来の大砲候補にも期待が高まる。

 1メートル73と上背には恵まれないが、軸がぶれないパワフルなスイングが吉田の最大の魅力と言っていい。敦賀気比では4番打者として2度甲子園に出場。青学大でも1年春からベストナインを獲得するなど、その球歴は輝かしい。

 今春からは東都2部リーグだが、1年春から3年秋までの1部6シーズンで4度の打率3割台をマークした。大学入学と同時に本格的にウエートトレーニングに取り組み、体重80キロの堂々とした体格。1部で通算9本塁打を数え、巨人などが1位候補としてリストアップしていると伝わる。

 その打撃スタイルは、新監督に招へいしている金本知憲氏と重なる。金本氏も東北福祉大を経てプロ入り。左打ちの外野手、広島入団時は吉田と同じ体重80キロと共通点も多い。金本氏が見せていた軸回転から生み出される強烈なスイングは、まさに吉田の理想像とも言えそうだ。ドラフト会議が22日に迫っていることから、今秋はフロント主導で協議を重ねるが、仮に金本氏が監督就任となれば、指導を託したい選手の1人になるだろう。

 吉田のフルスイングは、金本氏の目にも魅力的に映るだろう。同氏は11日に行われた巨人―阪神のCSファーストステージ第2戦をテレビ解説。その際、江越について次のように評していた。

 「スピードに加え、これだけの力強いスイングをする打者は阪神選手の中で貴重。他の選手にはない武器を携えており、打席が回ってくるのが楽しみな選手の1人」

 チームの外野手事情に目を向ければ、中堅は江越、大和、伊藤隼が争ったが、定位置獲得には至らなかった。右翼のレギュラーである福留は来季39歳。マートンは今季限りでの退団が濃厚となっており、中谷、緒方、横田らの有望株も控えているとはいえ、補強ポイントの一つであることは間違いない。

 明大・高山俊外野手も1位候補として名を連ね、県岐阜商・高橋純平投手の評価も依然として高い。いずれの選手も他球団との競合が避けられない魅力があり、直前の会議で「金本2世」が外れ1位として浮上する可能性は低くはない。

 ◆吉田 正尚(よしだ・まさたか)1993年(平5)7月15日、福井県生まれの22歳。小1から麻生津ヤンキースで野球を始める。足羽中では鯖江ボーイズに所属し捕手兼外野手。敦賀気比では1年春の北信越大会から4番に座り、同年夏、2年春に甲子園出場。高校通算52本塁打。青学大では1年春からベンチ入りし同年春秋、2年春、3年秋にベストナイン。1部通算72試合(6季)出場し278打数77安打の打率・277、9本塁打、38打点、12盗塁。50メートル走6秒2、遠投100メートル。1メートル73、80キロ。右投げ左打ち。

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