石川、窮地救った!3年ぶり中4日も「シンプルに」8勝

[ 2015年8月26日 05:30 ]

<ヤ・巨>巨人に勝利し、お立ち台でガッツポーズする中村(左)と石川

セ・リーグ ヤクルト5―2巨人

(8月25日 神宮)
 ヤクルト先発の石川が先発陣の窮地を救った。12年9月9日巨人戦(新潟)以来の中4日で7回2/3を4安打2失点。8勝目を手にしたのはベテランらしいシンプルな発想だった。

 「中4日で投げるなら誰でもできる。回の先頭を全力で抑えること。シンプルに交代するまで腕を振ろうと思った」

 ペース配分や余計な小細工はなし。要所でチェンジアップを低めに集め凡打の山を築いた。5回までノーヒット投球。7、8回は高めに浮き失点したが、流れを引き込むには十分だった。

 山中の故障離脱で先発の駒不足は深刻。前回100球を投じた20日のDeNA戦(横浜)後に中4日の打診を受け「中3日でも大丈夫。やっときましたね」と快諾した。登板間は20球のブルペン投球だけだった。プロ14年目で初のリーグ優勝へ向け、左腕は「初戦をとれて良かったが、これから落としていい試合はない」と次なる戦いへ表情を引き締めた。

 ▼ヤクルト・中村(2回に左越え2号ソロ)数少ない本塁打。いつ打っても気持ちいいですね。

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2015年8月26日のニュース