113試合目…オリックス、金子でついに最下位脱出! 

[ 2015年8月26日 05:30 ]

<オ・楽>7回無失点で7勝目を挙げ、ファンの声援に応える金子

パ・リーグ オリックス1―0楽天

(8月25日 京セラD)
 開幕から113試合目。オリックスがようやく最下位脱出に成功した。7回を散発の4安打で無失点。エースの投球で7勝目を挙げた金子は「最後までいきたかったが、チームが勝つのが一番」と静かに振り返った。

 楽天・則本とのエース対決。援護は初回の糸井のソロによる1点だけだったが、それでも耐えた。3、4回はいずれも得点圏に走者を背負いながらも、狙い通りに内野ゴロや内野飛球で後続を打ち取って「今まで以上に打者と勝負しようと強く考えてやっている」とうなずいた。無四球と持ち味の制球力がさえた94球。今季初完封も見えるペースだったが7回で降板し、継投で逃げ切った。金子はこれで楽天相手に通算23勝3敗。昨年は6戦6勝だった相性抜群のカードに今年の初登板でもしっかり勝ち、13年10月からの連勝を8に伸ばした。

 チームは優勝候補と呼ばれながら、開幕からまさかの低空飛行。金子自身も「いろいろ期待された中で僕たちも(最下位は)予想していなかった。でも現実を受け止めてやっていくしかない」と話す。残り30試合。最下位からは脱したが、厳しい立場にいることに変わりない。「そこ(5位浮上)は考えず、うちは勝ち続けることしかない。きょうの勝利は大きかった」と福良監督代行。CS進出圏内の3位・西武とは7ゲーム差あるが、まだ諦めてはいない。

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2015年8月26日のニュース