大谷 プレートに軸足スパイク引っかかった 降板も右足異常なし

[ 2015年6月15日 05:45 ]

<日・D>8回途中で降板する大谷

交流戦 日本ハム3-1DeNA

(6月14日 札幌D)
 日本ハム・大谷は悔しさで顔をゆがめた。3―1の8回無死一塁で代打・乙坂への3球目だ。プレートに軸足のスパイクが引っかかり、投げきった後に思わず右足を浮かせた。

 「違和感です。あとはトレーナーに聞いてください」。マウンドを下りるとベンチ裏で治療を受けたが、そのまま降板。栗山監督は「無理すれば行けたと思う。軸足をやるとフォームが崩れる可能性が高かった」と説明した。今季は2度、登板中に右ふくらはぎをつって降板しているが「右足首をひねったみたい」と石黒好光チーフトレーナー。試合後に札幌市内の病院で診察の結果、異常なしと診断された。

 「使える球が真っすぐくらいだった」という最速159キロの直球は力があった一方で「全体的に良くなかった。ブルペンも一番悪かった」。3回1死一、三塁から暴投で先制を許すなど、変化球の制球に苦しんだ。とはいえ、7回0/3を4安打1失点で両リーグ単独トップの8勝目は手にした。「シーズン中に絶対ある」と話すような自身の状態が悪い中、結果を残したのはさすがエースの貫禄でもあった。

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2015年6月15日のニュース