阪神 BC石川のドミニカン長距離砲を調査、GM砲の代役候補

[ 2015年6月15日 08:26 ]

 阪神が新外国人野手候補として、独立リーグのBCリーグ・石川に所属するネルソン・ペレス外野手(27)の調査を進めていることが14日、明らかになった。中村GMは「調査をしているうちの1人の選手。(プレーを見たかの問いに)見ていないわけがない」と話し、候補の1人であることを認めた。

 貧打にあえぐ阪神が、水面下で国内独立リーグに雌伏する外国人外野手に食指を伸ばしていた。ペレスはドミニカ共和国出身の右投げ左打ちの外野手で、1メートル91、98キロの恵まれた体格を誇るスラッガー。07年にカブスに入団し、メジャー経験こそないものの、3Aレベルに相当するメキシカンリーグでは、通算87試合で18本塁打を放っている長距離砲だ。

 今季からは、石川に所属。BCリーグ出身選手では、オリックスのカラバイヨ、ヤクルトのデニングらがNPBでも実力を発揮しており、レベルは決して低くはない。別の球団関係者は「近日中に合意というところまでは行っていません」と話したものの、すでに調査は大詰めの段階に至っているもようだ。

 今季は頼みの綱であるマートン、ゴメスの2人が開幕から低迷。外国人枠はすでに埋まっているものの、猛虎はGM砲に刺激を与える「スペア」候補としてペレスの調査を進めて行く。

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2015年6月15日のニュース