巨人・高木勇“男”になれず…8回まで完封ペースも9回悪夢

[ 2015年6月15日 05:30 ]

<ロ・巨>9回1死一、二塁、福浦に右中間二塁打を打たれた高木勇(右端)は降板となる

交流戦 巨人2-3ロッテ

(6月14日 QVC)
 巨人・高木勇は原監督が求める「男」になれなかった。今季4度目のサヨナラ負けで、06年の6度以来となる6月までに4度目の同一カード3連敗。指揮官は8回まで完封ペースだった右腕をこう振り返った。

 「良い投球をしましたね。球数もなんてことなかったし、あそこ(9回)は(高木)勇人に託したというところですね」

 2点リードの9回。先頭打者を失策で出塁させた。1死一塁から連打を浴びて1点を返されて降板。カットボールをクルーズ、福浦に痛打されて「悔しかったです。ゲッツーを取りたかった」。守護神・沢村も勢いづいたロッテ打線を抑えきれなかった。

 リードした相川は「低めに投げて、いいところを引き出そうと思った」。8回までは4安打無失点。低めを使って、振ってくる打者から凡打の山を築いて5回から8回までは無安打投球。前日の敗戦後「男になってくれる選手が出てきませんね」と原監督が期待を寄せた逆境の空気を一変させる「男」になるまでは、あと一歩だった。交流戦は4年ぶりの負け越しで、QVCマリンでは8連敗。「正しい時間を使って、心技体いい状態でペナントを戦う」と指揮官。首位で迎える混セの戦いは、19日から再開する。

 ▼巨人・沢村(2―1の9回1死二、三塁から2番手で登板し、今江に同点打、吉田にサヨナラ打を浴びる) (高木)勇人が頑張っていたので何とか勝ちを付けたかった。また頑張りたい。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月15日のニュース