藤浪 早くも5イニング予定!2月中では自身最長「実戦が一番」

[ 2015年2月28日 09:05 ]

藤浪(右)は安芸での先発に向け安藤(中央)らとともに笑顔で練習する

 希望した通りの実戦調整を、順調に実践中だ。阪神・藤浪は28日のオリックス戦に先発する。入団3年目で、2月中では自身最長となる5イニングを予定。より多くの実戦登板機会で打者の反応、自らの感触を確かめながら、開幕へ歩みを進めていく。

 「ブルペンでいくら状態がよくても、打者相手に投げてみないと打者の反応が分からない。確認じゃないですけど、しっかりと、いろいろ試せるようにしたいですね」

 3年連続で臨む安芸市営球場のマウンド。だが3年目の藤浪は、ひと味違う。入団1年目は2月中の実戦登板なし。初実戦が3月2日、安芸のオリックス戦での2イニングだった。1年目より調整ペースを早めた2年目の昨季でも2月中は紅白戦と韓国・LG戦で、それぞれ2イニングに登板したのみ。3月1日に行われた安芸でのロッテ戦も3イニングだった。

 それが今年は一気に伸びる。キャンプ前から「できるだけ実戦に投げたい。自分の中では実戦で投げることが一番、手っ取り早い調整と思っています」と話しており、思惑通りの調整を進める。

 「前回は変化球がよくなかったので(今回は)変化球の感触を確かめながら、しっかり投げたい。余計なボール、余計な動作もなくしたい。(今回は)打者が2巡目に回る。2巡目になると反応も違う。その辺りも、しっかりと確認したい」

 21日のDeNA戦では3四死球を与え、3回4失点。制球面と変化球の精度に課題を残した。先発の責任投球回数を投げる今回は、さらに実戦的なマウンドとなるはず。実戦で露呈した課題は、実戦で克服していくだけだ。

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