大谷 普段は自身に辛口も「100点」充実3年目キャンプ打ち上げ

[ 2015年2月28日 08:40 ]

手締めの後、石川亮(左)と抱き合う大谷

 日本ハム・大谷が春季キャンプを「100点満点」で打ち上げた。韓国・SKとの練習試合(名護)で出場はなかったが、大野選手会長による一本締めが終わると、ナインと笑顔でハイタッチを交わした。

 「先乗り自主トレから1カ月ちょっと沖縄でやってきたが、ケガをしなかったことが一番。練習もしっかりとできたし、100点でいいと思う」

 普段は辛口な自己採点をする20歳だが、名護入りした1月22日からの36日間を満足そうに振り返った。二刀流3年目を迎え、効率よく投打のレベルアップを図るための動きも要領を得てきた。

 練習メニューは投手中心となったが、全体練習後や休日を利用して打撃練習に充てた。この日は午前中にブルペン入りし、67球を投げたが、カーブが40球という内訳。偏った比率にも、大谷は「これまでの実戦で投げなかったのでブルペンで多めに投げた」と自分で考えた練習ができている。

 20日には栗山監督から手紙を渡され、3月27日の楽天戦(札幌ドーム)で自身初の開幕投手を伝えられたが、大谷は「その前から開幕に投げるつもりでやってきた」と言った。指揮官も「あいつは100点の意味を知っているのか?」と笑いながらも、「でも、取り組む姿勢とか生活態度を見ていたら凄い」と合格点を与えた。

 大谷は28日の広島戦(名護)後に東京移動。3月1日に札幌入りし、3日の巨人戦(札幌ドーム)に先発する。「寒いところに戻るのでケガに注意したい。開幕が近くなってくるのでもっと調整して、最初の1試合目を勝って優勝したい」。こんがりと日焼けした表情が充実した時間を物語っていた。

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