イチロー マーリンズ最有力!“第4の外野手”も計算できる経験評価

[ 2015年1月19日 05:30 ]

ヤンキースからFAとなったイチローの移籍先にマーリンズが最有力候補として浮上した

 ヤンキースからFAとなったイチロー外野手(41)の移籍先に、マーリンズが最有力候補として浮上した。複数の米メディアが17日(日本時間18日)付で、マ軍が獲得への動きを強めていると報じた。正外野手3人がそろうが若手中心の布陣で、経験豊富な外野手が必要不可欠。イチロー獲得にはオリオールズ、ブルージェイズも興味を示しているが、03年以来12年ぶり3度目のワールドチャンピオンを狙うマ軍が頭一つ抜け出した。

 米本土最南端。常夏のマイアミがイチローの移籍先として最有力に浮上した。スポーツ専門局ESPNのジェリー・クラスニック記者は大リーグ関係者の話として「マーリンズがイチローへの関心をより強め始めた」とツイート。ESPN電子版も「イチローの所属先はマイアミか?」との見出しで特集記事を掲載した。日本選手で唯一所属先が決まらない41歳を、日本選手が過去に一人も所属したことがない球団が獲得に動いている。

 イチローにはマ軍とともに、オリオールズ、ブルージェイズの3球団が興味を示していると報じられてきた。マ軍は米スポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(約380億2500万円)で契約延長した25歳のスタントンが右翼に。左翼にはゴールドグラブ賞の23歳イエリチ、中堅は24歳のオズナと外野のレギュラーは埋まっている。だが、いずれも若く経験不足な点は否めない。加えてメジャー40人枠で外野手登録なのはその3人だけ。プラド、モースら外野を守れる内野手もいるが、経験豊富で計算できる「第4の外野手」が必要な状況。その1番手として白羽の矢を立てたのがイチローだった。

 クラスニック記者は「レギュラーの3人はいるが、外野の布陣として層は薄い。イチローの経験とスピードは実にフィットするだろう」と併記。米情報サイトSBネーションも「契約へ向け交渉は進行中」と報じた。このオフ、マ軍はスタントンへの巨額投資だけでなく、大型補強を敢行。ジャイアンツからFAとなったメジャー83本塁打のモースや通算142勝のハレン、昨季盗塁王ゴードンらビッグネームを次々に集めた。2度目のワールドチャンピオンとなった03年以降、プレーオフ進出からも遠ざかっているが、12年ぶりの世界一へ本気だ。イチローが、その最後のピースとなる可能性は十分にある。

 メジャー通算3000安打に残り156本と迫るイチローは新たにジョン・ボッグス氏と代理人契約を結んだ。レギュラーを希望して交渉しているが、初めて移籍先が決まらないまま年を越した。昨年12月には学童野球「イチロー杯」の閉会式に出席し、子供たちに「大人になると我慢の連続。自分の気持ちを抑えて未来へ向かっていく」という言葉を贈った。レギュラーが確約されないマ軍だが、キャンプも刻一刻と迫ってきている。最有力候補を前に、イチローの決断が注目される。

 ▼マイアミ・マーリンズ 球団拡張により1993年に創設。97、03年にワールドシリーズに進出し、いずれも世界一に輝いた。12年にフロリダ・マーリンズから現名称に変更。本拠もマイアミのダウンタウンにある「マーリンズ・パーク」(収容人員3万7000人)に移転した。昨季は77勝85敗でナ・リーグ東地区4位。かつてゲーリー・シェフィールド、ミゲル・カブレラらが所属。レッズとともに、過去に日本人選手が所属していない球団の一つ。

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