DeNA“天敵”前巨人ロペス獲得 2年間でハマスタ8発打率397

[ 2014年12月13日 09:56 ]

横浜スタジアムでDeNAをカモにしていたロペス

 DeNAは12日、巨人から自由契約となったホセ・ロペス内野手(31)と契約合意に達したと発表した。2年契約で年俸1億5000万円プラス出来高払い。

 来年1月下旬に入団会見が予定されるロペスは「チームの勝利に貢献するために、やれることは全てやる。新しいチームメートやコーチ、中畑監督、ファンの皆さんにお会いするのが、今から待ちきれない」と球団を通じてコメントした。

 今季のDeNAは巨人戦で13勝11敗と9年ぶりに勝ち越したが、ロペスは「天敵」だった。来日2年間で、DeNA戦は打率・348、12本塁打。特に横浜スタジアムでは打率・397、8本塁打と猛打を振るった。それだけに、高田繁GMは「ウチはよく打たれたよな。ブランコの代わりに来てもらうわけだから、打つ方は当然、期待している。(一塁)守備も安定している」と語った。

 昨季に首位打者と打点王の2冠を獲得した主砲ブランコと契約延長の選択権を行使せず、ロペスを獲得したことが期待の大きさを物語っている。今季は打率・243ながらも、巨人ではチーム最多の22本塁打をマークした。17年ぶりのリーグ優勝に向け、今オフに補強したのは東野、岡島、ロペスといずれも過去に巨人に在籍していた選手たち。「巨人だけには絶対負けたくない」と打倒古巣に燃える中畑監督の下、来年のロペスは「逆天敵」となる。

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2014年12月13日のニュース