藤浪 念願!マエケン塾 来年1月実現へ 今年の漢字「苦」から「制」へ

[ 2014年12月13日 05:30 ]

キャッチボールする西田(右)の横でシャドーピッチングする藤浪

 阪神・藤浪晋太郎投手(20)が12日、熱望していた来年1月の広島・前田健の合同自主トレ参加について、球団から正式許可を得たことを明かした。場所は未定だが、都内となる見込みだ。

 「(球団は)OKと思いますけどね。ほぼ、ほぼ正式(のOK)。“予定を提出してくれたらOK”ということでした」

 5日の契約更改の席上で球団に「自分の中で何か一つプラスアルファを付けたい」と合同自主トレへの参加許可を申請。さらなるレベルアップを図る上で実現させたかった。その念願がかなう。「やらせてもらえるなら(終了まで)やらせてもらいたい」。日程に限りもなく、時間の許す限り“イズム”を吸収に努めることができそうだ。

 すでに“青写真”も描いている。今季12球団の投手でワーストの6失策を犯した守備面に関し、ゴールデングラブ賞4度受賞の「極意」を学び取る算段。それだけではない。11月の日米野球ではオフの過ごし方について助言を受け、ツーシームも教わった。さらなる成長につながるヒントを、見つけ出すチャンスだ。

 この日夕方にはラジオ番組に生出演。来年の漢字に「制」の一字を掲げ、「セ・リーグを制す、プロ野球を制して日本一になるという意味と、来季は相手を圧倒する力を付けたいので、制圧という意味の制。コントロールを付けたいので制球の制という意味も」と3年目への意欲を示した。出演後には今年を振り返る漢字として「苦」も挙げ、「苦しみながらも何とかこなしたシーズン。苦い経験もしたので」と2年目を振り返った。「マエケン塾」で新境地を模索し、3年目に向かうことが決まった。必ずや“有言実行”してみせる。

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