オリ戦力外コンビ 第2の人生は警察官 大阪府警受験へ

[ 2014年11月30日 07:29 ]

警察官を目指す庄司氏(左)と西川氏

 オリックスを戦力外となった捕手の庄司龍二氏(27)と外野手の西川拓喜氏(27)が、警察官を目指し、来年1月に大阪府警察官(巡査)採用選考を受けることが29日、分かった。庄司氏はプロ入り前にバーテンダーとして勤務していたこともあったが、プロ野球選手を経て警察官へ、極めて稀な転身を目指すことになった。

 庄司氏が目指すのは、大阪府警察が平成26年度より新設した採用選考制度の「自己推薦方式」だ。応募条件には「スポーツで全国大会等の出場経験がある」などとあり、応募を期待する人材の例として「野球、サッカー、バレーボール等のプロリーグに在籍していた」と募集要項に記載されている。庄司氏は「書類を送りました。試験に合格できるように頑張ります」と抱負を口にした。

 現役続行を目指し12球団合同トライアウトを受けたが、NPBからのオファーはなかった。「社会人や独立リーグの方から声を掛けていただいたのですが、どこかで区切りを付けようと思った」。同じ頃、関係者を通じて同制度を知り大阪府警の担当者からも説明を受けて、受験を決意した。

 2011年ドラフト5位で社会人のジェイプロジェクトから入団。当時は同社が経営する名古屋市内の居酒屋でバーテンダーとして勤務し約200種類のカクテルをつくっていたが、「野球選手は体が命」と自らは一滴も酒を飲まなかった。しかし3年間のプロ生活はケガの影響もあり1軍出場は果たせなかった。

 大体大出身で保健体育の教員免許を持っているが「警察官には年齢制限もあるので、今しかできない。心機一転、頑張るつもり」と話す。日本プロ野球OBクラブの事務局では「過去に少年院の刑務官として採用された選手はいますが、警察官に採用されたという前例は記憶にないですね」と言う。捕手らしく、体を張って大阪の街を守る日は近い。

続きを表示

この記事のフォト

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2014年11月30日のニュース