ヤクルト　10戦連続２桁安打も　10残塁で苦杯

＜Ｄ・ヤ＞先発の新垣は４回を投げ４失点でマウンドを降りる

セ・リーグ ヤクルト４－５ＤｅＮＡ

（8月9日 横浜）
　ヤクルトは１０安打でプロ野球歴代２位タイに浮上し、球団記録を更新する１０試合連続２桁安打をマークした。

　しかし、得点は４で競り負け、連勝が３で止まった小川監督は「ヒットを打っても勝ちに結び付かないと」と１０残塁の拙攻を嘆いた。５試合連続猛打賞のプロ野球タイ記録が懸かっていた川端は右越え９号ソロも２安打止まり。１点を追う９回は無死一、二塁の好機で空振り三振に倒れ「もう一本というところがあったので悔しい」と個人の記録よりも勝利に導けなかったことを悔やんだ。

　▼ヤクルト・新垣（ソフトバンクから移籍後初登板初先発し、４回４失点で今季初黒星）何とも言えない緊張感があった。ストライクを取ることに精いっぱいで勝負することができていなかった。

　≪最下位で１０試合は初≫ヤクルトが１０安打を放ち、７月３０日阪神戦から１０試合連続２桁安打。更新中の球団記録を伸ばした。１０試合以上の連続２桁安打は０８年阪神以来延べ６チーム目になる。過去の５チームは９２年日本ハムの３位を除き全て首位で記録しており、最下位で１０試合続けたのはヤクルトが初めて。期間中の打率は・３６６と、過去の５チームを上回り最も高い。