松井先輩やりました!根上学童野球クラブ 粘って初戦突破

[ 2014年8月10日 05:30 ]

<根上学童野球クラブ・守山ボーイズ>根上学童野球クラブのエース・寺西(中央)はナインとグラブタッチで勝利を喜ぶ

高円宮賜杯第34回全日本学童軟式野球第1日・1回戦 根上学童野球クラブ(石川)6―5守山ボーイズ(愛知)

(8月9日 府中市民)
 神宮球場など東京都内5球場で開幕し、1回戦19試合が行われた。元巨人・松井秀喜氏の出身チーム、根上(ねあがり)学童野球クラブ(石川)が、エース・寺西成騎投手(6年)の粘投で守山ボーイズ(愛知)を振り切り、初戦突破。このほか小名浜少年野球教室(福島)、晴田少年野球クラブ(佐賀)なども2回戦に進出した。10日は2回戦16試合が行われ、昨年優勝の曽根青龍野球部(兵庫)などが登場する。

 偉大な先輩の言葉を思い出した。6―4で迎えた最終回の7回。根上学童野球クラブ(石川)のエース・寺西は1点を返され、なおも2死三塁となったが、最後の打者を空振り三振。一打同点のピンチをしのぎ、初戦突破を決めた。

 7月下旬、大会初出場が決まると、チームOBの松井秀喜氏から応援メッセージが届いた。「緊張した時は仲間を見る。仲間も緊張していることに気付き、仲間を心配する余裕ができてリラックスできる」と書かれていた。最大5点あったリードは徐々に詰められ、終盤はピンチの連続だったが「ガチガチだったので顔を見て声を掛け合った」と寺西。杉林広行監督(45)も「最終回は皆、良い顔をしていた。最後の場面で(松井氏の言葉が)出ていた」と話す。8日の開会式には地元・根上出身の森喜朗元首相も駆け付け、激励を受けた。2人の大先輩に最高の報告ができるように勝ち進む。

続きを表示

2014年8月10日のニュース