DeNA 杉内攻略のワケ…全員に勇気与えた桑原の一打

[ 2014年8月7日 10:45 ]

<D・巨>2回2死二塁、桑原が左前適時打を放つ

セ・リーグ DeNA6-2巨人

(8月6日 横浜)
 低めを捨てて高めに目付けする。これぞ杉内攻略法。DeNA打線は徹底していた。前回やられた反省からベンチが指示したのだと思うが、全員に「いける」と勇気を与えたのが桑原だ。

 この日は1番に抜てきされ初回いきなり1ボール1ストライクからの高めスライダーを叩いた。左翼フェンス直撃の二塁打。得点には結びつかなかったが、指示の正しさを証明しサヨナラ勝ちした前夜の勢いをつなぐ一打となった。さらに多村の一発で2点を先制したあとの2回2死二塁。今度はチェンジアップに食らいついた適時打も大きかった。

 「点」の巨人に対しつないで「線」になっているDeNA打線。開幕当初とは立場が逆転している。7日も勝てば巨人アレルギーは完全に払しょくできる。(スポニチ本紙評論家・槙原寛己氏)

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2014年8月7日のニュース