センバツ王者・龍谷大平安は開幕戦「ほんまに引いてしまった」

[ 2014年8月7日 05:30 ]

開幕試合を引き当てた龍谷大平安・河合主将

第96回全国高校野球選手権大会組み合わせ抽選会

 いきなり夏のクライマックスだ。史上8校目の春夏連覇へ、センバツ王者の龍谷大平安が開幕戦に登場する。開会式直後で独特の雰囲気が漂う一戦。抽選前に冗談で開幕戦を引くと言っていたという河合主将は「ほんまに引いてしまった。引いた瞬間、“あー”という感じだった」と意気消沈した。

 チームを率いて21年目の原田英彦監督も「調整が難しいし、正直、嫌ですね」と渋面。対戦相手も激戦区の埼玉を勝ち上がった春日部共栄で、指揮官は「埼玉のチームは非常に手ごわい」と視線を落とした。

 センバツ優勝チームが夏の開幕戦に登場するのは、龍谷大平安で3校目。1939年の東邦商(愛知)は長野商に1-2で敗れ、2001年の常総学院(茨城)は上宮太子(大阪)を15-4で下した。その常総学院も2回戦で敗れている。

 春夏連覇には勝ち進むしかない。原田監督は「うちにしか(連覇の)挑戦権はない。そこにこだわってやりたい。(開幕戦は)お客さんもたくさん入るし、プラスに捉えて考えます」と気を取り直していた。

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2014年8月7日のニュース