原巨人3連敗後半戦最下位「後手後手になっている」

[ 2014年8月7日 05:30 ]

<D・巨>6回途中で降板に悔しがる杉内(中央)

セ・リーグ 巨人2-6DeNA

(8月6日 横浜)
 巨人は投打にいいところなく5月11~16日に5連敗して以来となる3連敗。それでも原監督は気持ちを切り替えるように言った。

 「まだまだ、これから。またあしたからリスタートという気持ちでやります」

 歯車がかみ合わない。6月以降、防御率1・53と安定していた先発の杉内が2回に先制点を与え、6回途中でKO。この日再昇格した藤村を2番に起用し、今季70通り目のオーダーを組んだ打線も、4回の捕逸と9回の投ゴロの間に挙げた2点のみに終わった。

 選手会長の村田は「早めに先発投手を攻略しないといけないが、攻略できなかった」と唇をかんだ。打線は7戦連続で相手先発投手にクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を許した。後半戦の打率は・217。チーム総得点379はDeNAに抜かれてリーグ最低となった。

 川相ヘッドコーチが「先に点を取られると打線もしょんぼりしてしまう。流れをつかめるほど調子は上がっていない。後手後手になっている」と話す悪循環。後半戦は4勝8敗1分けと失速し、リーグ最下位だ。

 今季は全員の力でカバーしてきて首位にいる。菅野、アンダーソンら投打に故障者も出ている今、チーム全体の総合力が問われる。

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2014年8月7日のニュース