ソフトバンク 新1&2番で広島連破 ヤフオク9連勝

[ 2014年5月22日 05:30 ]

<ソ・広>6回無死三塁、今宮の適時打で生還した三走・明石(右)はナインの出迎えを受ける

交流戦 ソフトバンク2―1広島

(5月21日 ヤフオクD)
 交流戦連覇へ絶好スタートだ。ソフトバンクは21日、新1、2番コンビが機能し、セ・リーグ首位の広島に連勝した。1番で今季初スタメンの明石健志内野手(28)が3安打でチャンスメークすれば、2番・今宮健太内野手(22)が8回の決勝タイムリーなど2安打2打点と活躍。「ケンジ&ケンタ」の大暴れでチームは本拠地・ヤフオクドーム9連勝を飾った。

 やはり交流戦は強い。新1、2番コンビの活躍で1点差勝負をものにしてセ・リーグ首位の広島に連勝だ。

 0―0で迎えた6回だった。今季初スタメンの明石が中越え三塁打で出塁した。続く2番・今宮が中前に先制打。不振が続く本多を外して臨んだオーダーがはまった。

 「スタメンはきょうの練習前に言われました。エンジョイできた。楽しかった」

 昨年9月24日のオリックス戦(ヤフオクドーム)以来の先発出場だった明石は、初回に四球で出塁。初打席で6球見られたことですんなりと試合に入っていくことができた。3回に中前打を放つと、8回には左前打で無死一、三塁とチャンスを広げて今宮の勝ち越し打をお膳立て。12年8月4日の西武戦(同)以来の3安打猛打賞で秋山監督の起用に応えた。

 明石が久々の先発出場に燃えれば、今宮は危機感から8回の2打席連続タイムリーとなる左前打など2安打2打点を叩き出した。「いつかは(スタメンを)外されるんじゃないかと思っていました。きょう本多さんが外れたんで、次は僕にも絶対来ると…」。不安を吹き払うため早出特打はもちろん、フリー打撃後も室内練習場にこもりマシン打撃をこなした。「きょうはプロ一、強い気持ちで臨みました」と自分自身を極限まで追い込んで結果を出した。

 「ケンジ&ケンタ」の1、2番で打線が化学反応を起こし、ヤフオクドームでは4月26日の西武戦から破竹の9連勝。秋山監督は「明石は(起用が)当たったというより期待に応えてくれた」と交流戦連覇への好スタートに笑顔を見せていた。

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2014年5月22日のニュース