マー君だけじゃない 野茂も苦しんだ「鬼門」リグリー・フィールド

[ 2014年5月22日 08:25 ]

<カブス・ヤンキース>大喜びするカブスファンと田中

インターリーグ ヤンキース1―6カブス

(5月20日 シカゴ)
 リグリー・フィールドは日本人投手にとって「鬼門」の球場といえる。

 日米通算201勝を挙げている野茂英雄は、98年4月18日のカブス戦で2/3回を3安打5四球8失点で降板。先発で1回持たずに降板したのは、この1試合だけだ。通算8試合で防御率6.11。3試合に登板している吉井理人も防御率8.56と相性が悪かった。シカゴは「風の街(ウインディー・シティー)」と呼ばれ、ミシガン湖から強い季節風が吹き、その日の風向きで投手有利、打者有利と傾向が変わる。またクラブハウスが狭く、先発投手は試合前にリラックスしたり、集中力を高めたりするのが難しい。

 ▽リグリー・フィールド 1914年4月23日に開場され、今年の同日は100周年記念試合として行われた。16年からカブスの本拠地。30球団の本拠地では1912年に開場したレッドソックスのフェンウェイ・パークに次いで2番目に古い。外野フェンスを覆うツタが特徴で、中にボールが入り捕球できないと特別ルールで二塁打となる。右翼107.6メートル、左翼108.2メートル、中堅121.9メートル。

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2014年5月22日のニュース