ヤンキースにも頼れる守備巧者エルズベリー ア・中堅手2位

[ 2014年3月14日 05:30 ]

 昨季24勝無敗のヤンキース・田中は「(二塁手の)藤田さんの守備に何度も助けられた」と感謝した。似た存在になりそうなのがエルズベリー(30)だ。米データサイト「ファングラフス」によると、守備で防いだ失点数を示す「DRS(守備防御点)」がア・リーグ中堅手2位の13。肩はさほど強くないものの、それを補う守備範囲の広さがある。

 米国先住民ナバホ族出身で初の大リーガー。自身3度目の盗塁王を獲得するなど、1番打者として昨季のレッドソックスの世界一に貢献した。7年総額1億5300万ドル(約157億5900万円)でライバル球団に加入。しかし、「今でも私と古巣の間に愛情がある」とブーイングは恐れていない。移籍後にボストンとタンパでレ軍ファンに遭遇し「感謝の言葉を告げられ、タンパでは朝食までごちそうしてくれた」と感激したからだ。

 故障がちなのが不安要素だが、11年には32本塁打とパワーも秘める左打者。右翼が狭いヤンキースタジアムで本塁打量産にも期待がかかる。

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2014年3月14日のニュース