田沢　終始リラックス笑顔の帰国　オフは「斎藤隆塾」

世界一に貢献したシーズンを終え、笑顔で帰国したレッドソックスの田沢

　セットアッパーとしてレッドソックスの世界一に貢献した田沢が、羽田国際空港着の全日空便で帰国した。ワールドシリーズ制覇から９日がたったが「実感はあまりないです。でも（立ち寄った）ロサンゼルスで歩いていたら、結構声を掛けられました」と笑顔。重圧から解放され、終始リラックスした表情だった。

　今後はしばらく静養し、充電期間に入る。来年１月から始める自主トレは、２年連続で０９年にレ軍で同僚だった楽天・斎藤と一緒に行う予定だ。ポストシーズンを含め今季は８４試合に登板した鉄腕だが、精神面から崩れて調子を落とした時期もあり「しっかり見直して準備したい」と語った。プロ２１年間で日米通算１１１勝１３６セーブを挙げ、師匠と仰ぐ斎藤のもとで再び鍛え直す。合同自主トレを始めた今年、田沢は世界一となり、斎藤も日本一を達成。験もいいため「不思議ですけど、いいルーティンになった」と喜んでいた。