昨年ドラ2北條の改造着々…掛布DC「すごく進化している」

[ 2013年11月10日 09:46 ]

 阪神の掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(58=DC)が、秋季キャンプ第2クール初日の9日、昨年のドラフト2位・北條史也内野手(19)のパワー一辺倒からの打撃改造計画が順調に進行していることを明かした。また、この日で掛布DCの安芸キャンプ指導は中締めとなり、11日からは鳴尾浜で居残り組を指導。キャンプ後半に再び安芸入りする予定となっている。

 磨けば光る原石だからこそ、掛布DCの言葉は熱を帯びた。メーン球場での特打。視線の先には北條がいた。そして、掛布DCは、「脱大砲計画」が進行中であることを明かした。

 「体の割にはステップが大きかった。下半身の回転が使えていない。“ステップを小さくしてみたらどうか?”と。そうしたら、かなり下半身がまわるようになった」

 30分以上もケージ横で見守り、身ぶり手ぶりでアドバイスを送った。そして下半身が安定するようにステップの幅を1足分縮めることをすすめると、効果はすぐに出た。

 「スタンスが広かったので、打ちに行ったら前に(体が)突っ込むから、顔がぶれてファウルが多かった。でもステップを小さくすると、下半身が安定して(フェアゾーンに飛ぶ打球の)率が上がった」

 北條は変化を確信した。

 昨夏の甲子園準決勝・東海大甲府戦では2打席連続バックスクリーン弾を放った。聖地で放ったアーチはこの1大会で4本。未来の大砲候補として入団したが、金属と木製バットの違いに苦しみ、今季1軍は未昇格に終わった。

 「すごくいいもの持っているのは間違いありません。でも今、阪神の野球をやる上で、高校の時のようにバックスクリーンにホームランを2本打つような打者を目指してやっては、彼は一生レギュラーにはなれない。今はそういう野球というものを切り捨てる必要はないけど、切り替える必要がある。今はそれに取り組んでいるところ」

 掛布DCは大砲からの脱却をすすめた。

 さらに肉体改造もだ。入団から数カ月後、北條の体重は7キロ減の69キロになっていた。現在は74キロまで戻ったものの、入団前は77キロ。「もう一回、体を大きくすることも大事。見た時、小さい子だなと思った」と、プロで戦うための肉体造りの必要性を説いた。

 「(シーズン中)初めて2軍で見た打撃と今は全く違う。すごく進化していると思うし、彼もすごく感じていると思う」

 伸びシロは大きいと掛布DCも認める。「自分の形を探している。いろいろ試しているところです」と北條。スター候補生は、ミスタータイガースから受けた言葉を大きな財産として充実の秋を送る。

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