阪神 掛布氏 打撃アドバイザー役就任へ 若手中心に指導

[ 2013年10月15日 21:26 ]

大阪市内のホテルで心境を語る掛布氏

 阪神の打撃アドバイザー役にOBで元本塁打王の掛布雅之氏(58)の就任が15日、確実になった。

 球団が大阪市内のホテルで要請し、1年契約で合意した。今後、2軍の若手野手を中心に指導。本塁打王を3度獲得したその手腕に、生え抜きのスター育成を託す。

 球団が掛布氏に期待するのは「若手育成」。その手始めとして、まずは今月下旬にスタートする高知・安芸での秋季キャンプに、臨時打撃コーチとして招く。若手中心に行われる秋季キャンプで野手陣への打撃指導を託す。「臨時コーチ」としての立場からユニホームを着ることはないが、秋季キャンプには基本的に全日程で参加する予定となっている。

 今季、チームが後半戦に失速した要因の一つには若手野手の底上げ不足も挙がる。「若手育成」が、チーム成績にも直結する。伊藤隼、森田、一二三、中谷、西田…。次代の「ミスタータイガース」候補たるダイヤの原石たちに、3度本塁打王に輝いた生え抜きのスターが磨きを掛ける。

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