涌井 FA移籍へ すでにFA宣言の意向を球団に伝える

[ 2013年10月15日 06:00 ]

<西・ロ>8回途中降板する西武・涌井

パ・リーグCSファーストステージ第3戦 西武1―4ロッテ

(10月14日 西武D)
 西武の涌井秀章投手(27)が今オフにフリーエージェント(FA)宣言することが14日、決定的となった。

 ロッテ戦後は「負けてすぐ言うことじゃない」と言及は避けたが、すでにチーム関係者にはFA宣言する意向を伝えている。鈴木葉留彦球団本部長は「近日中に話し合います」と残留要請する考えだが、球団方針として宣言残留は認めておらず、移籍は確実だ。

 今季は度重なる先発登板の失敗で主に中継ぎに回ったが、シーズン終盤には球団新記録となる10試合連続登板を果たすなど逆転CS進出に大きく貢献。この日は1―2の8回1死一塁から4番手で今季CS初登板したが、四球などで一、三塁とピンチを広げると、角中に真ん中に入った直球を右中間へ運ばれる2点三塁打を浴びた。「何とか流れを変えられれば良かったけど…。結果的に打たれたから(コースは)甘かったんでしょうね」と涌井。最終登板は不本意に終わった。

 先発、救援と経験豊富な右腕がFA宣言した場合は、ロッテやDeNAなど投手陣の補強が急務な数球団の争奪戦に発展することは必至だ。

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2013年10月15日のニュース