坂本　３安打もＭＶＰ逃す「いや新井さんでしょう」

＜全セ・全パ＞４回２死、坂本は夕焼け空をバックに中前打

マツダオールスターゲーム２０１３第２戦 全セ３―１全パ

（7月20日 神宮）
　巨人・坂本が全セの切り込み隊長として躍動した。「１番・遊撃」で先発出場すると、初回に左中間二塁打。４回には中前打で出塁し盗塁もマーク。６回２死三塁では左前適時打を放ち、３安打１打点で敢闘選手賞に選ばれた。

　ＭＶＰの可能性もあったが「いや新井さんでしょう。勝利打点ですから。最後１本打てれば良かったんですが」。４安打目を狙い一邪飛に倒れた８回の打席を悔やんだ。それでも３年連続で球宴第２戦での敢闘選手賞受賞。２４歳にして早くも「お祭り男」の雰囲気を漂わせる。

　新人が目立つ今年の球宴だが、第１戦は同い年の沢村がＭＶＰ、田中が敢闘選手賞を受賞。「僕もまだまだ若い部類。でも年下がいるのは新鮮な感じがしますね」と６度目の球宴で立ち位置も変わってきた。

　昨年初タイトルとして獲得した最多安打の名に恥じぬ３安打。「（球宴は）やっぱりいいものだと思うし、そこで結果を出してホッとしています」。心からお祭りを楽しんでいる様子だった。