桐光学園　松井温存コールド！１年生左腕が完投

＜桐光学園・綾瀬西＞出場機会の無かった桐光学園・松井（左）は捕手の田中にアドバイスを送る

神奈川大会４回戦 桐光学園９―２綾瀬西

（7月20日）
　３回戦に続き松井を温存しながら、桐光学園が綾瀬西にコールド勝ちした。公式戦初先発の１年生左腕・恩地（おんち）が初回に２失点しながらも、その後立ち直り、８回３安打２失点で完投。「松井さんを少しでも休ませられるように、頑張って投げることができたのは良かった」と笑顔を見せた。

　松井は６回に「横浜スタジアムの空気をグラウンドに立って感じるため」とベンチ前で捕手を立たせたまま投球練習。昨夏に甲子園出場を決めたグラウンドだけに「懐かしかった。勝っている場所なので相性はいい」と振り返った。甲子園まであと４勝。前日はプロ野球のオールスター戦をテレビ観戦し、楽天・田中の投球に刺激を受けたという。「後輩たちがつないでくれたので、これからは自分がしっかりしていかないといけない。ここからは自分の仕事」と２２日の横浜商大高戦を見据えた。