駒大 自力V消滅…ガチガチ、23季ぶり重圧に負けた

[ 2013年5月25日 06:00 ]

<国学大・駒大>9回、1点差まで追い上げるも及ばすガックリ肩を落とす駒大ナイン

東都大学野球第7週最終日 駒大2―3国学院大

(5月24日 神宮)
 3回戦1試合が行われた。勝てば01年秋以来23季ぶり27度目の優勝が決まる駒大は、国学院大に2―3で敗れ、自力優勝の可能性が消えた。先発した今永昇太投手(2年)が8安打3失点完投も、打線が国学院大の柿田竜吾投手(4年)に7安打に抑えられた。優勝の行方は28日からの亜大―中大の結果次第となった。

 あと1点が遠かった。3点を追う9回、3安打で2点を返し、なお2死二、三塁。一打逆転の好機に駒大の1年・川合が二ゴロに倒れ、試合は終わった。今季初めて勝ち点を落とした西村亮監督は「これが力。監督も含めてうまくなかったというか、硬くなった」と敗戦を受け止めた。

 勝てば23季ぶりの優勝が決まる一戦。スタンドには多くのOBが集まったが、ナインは重圧に勝てなかった。6勝を挙げているエース左腕・今永は、4回に味方の2失策も絡んで先制点を許し、6、7回にも加点された。自力優勝の可能性が消滅し「エースはどんな試合でも先に点を与えてはいけない。ここで勝てないのは自分の力」。打線は22日の1回戦に続いて国学院大の左腕・柿田を打ちあぐねた。

 それでも優勝の可能性はまだ残されている。松本主将は「気を抜かず、しっかりと準備したい」と前を向いた。

 ≪優勝の行方は?≫優勝の可能性が残されているのは駒大と亜大の2校。駒大は9勝4敗、勝ち点4で全日程を終了。7勝3敗、勝ち点3の亜大が28日からの中大戦で連勝すれば4季連続優勝、2勝1敗なら優勝決定戦(6月上旬予定)、勝ち点を落とせば、駒大の優勝となる。

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2013年5月25日のニュース