ナベQ 熱投130球!「バントは気合」真剣勝負演出

[ 2013年5月25日 06:00 ]

バント練習で炭谷(手前)に対して打撃投手を務める西武・渡辺監督

 いても立ってもいられなかった。西武ドームで行われたバント練習。渡辺監督は自らマウンドに向かい、打者10人に対して約130球も投げ込んだ。予定になかったサプライズ登板だった。

 「バントは気合。オレが正規(の距離)から投げることに意味がある。もちろんバントはいつも練習しているけれど、普段と違うアクションを起こした」

 今季の犠打数はリーグで最も少ない35。バントの成功率はリーグワーストの・761とバントの失敗が目立つ。22日の広島戦(西武ドーム)では6回無死一、二塁からヘルマン、さらに7回無死一塁から炭谷がバントを失敗。23日の同カードでも大崎が走者を送れず連敗を喫した。開幕後は首位を快走したが、5月は6勝12敗と失速。これ以上貯金を減らさないためにも、スタートダッシュの原動力となったつなぎの野球を見つめ直す必要があった。

 渡辺監督は1人3本バントを決めるまで直球、スライダー、フォークを投げ続けた。右足はつり、右手にはマメができた。そんな犠牲を払っても自らが投げることで緊迫した場面を演出した。「こんなに投げたのは久しぶり。オレの今、出せる力を全部出した」と「真剣勝負」を振り返った。

 プレッシャーのかかる練習を終え「めちゃくちゃ緊張した」と山崎が話せば、秋山は「期待に応えないと」と気を引き締めた。25日からの中日戦(ナゴヤドーム)で、指揮官の熱投に報いることができるだろうか。

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