藤浪 選手登録を抹消…背中から腰に張り、開幕1カ月疲れ

[ 2013年5月12日 06:00 ]

山口投手コーチ(左)と言葉を交わす阪神・藤浪

 阪神のドラフト1位ルーキー、藤浪晋太郎投手(19)が11日、背中から腰にかけての張りで出場選手登録を抹消された。

 遠征先の松山市に入った9日に症状を訴え、投球練習を回避した。和田監督は「1カ月たって疲れているところだし、無理はさせない。大事では全くない」と軽症を強調した。藤浪は今後も病院に行かず、1軍に帯同して調整を続ける。予定された12日のヤクルト戦(松山)は能見が予告先発として発表された。

 開幕からローテーション入りし、6試合で3勝1敗、防御率2・12。首脳陣も完投させない方針を打ち出し慎重に起用してきたが、藤浪には疲労が蓄積していた。14日から交流戦が始まれば先発5人で回せる事情も重なっての抹消。この日も試合前練習に参加し、キャッチボールや体幹トレーニングを行ったが、プロ初の登録抹消に「(症状は)監督が言った通り」と言葉少なに球場を後にした。

 最短で21日に再登録が可能となるが、和田監督は「投手は登板日の兼ね合いがある」と話す。日曜日の登板が続いた藤浪の復帰は、26日の日本ハム戦(甲子園)が目標となりそうだ。

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2013年5月12日のニュース