摂津 不調でも4勝目 細川うなった「さすが」

[ 2013年5月12日 06:45 ]

<ソ・西>7回2失点に抑え、4勝目を挙げたソフトバンク・摂津

パ・リーグ ソフトバンク10-3西武

(5月11日 鹿児島)
 苦しんでも勝つ。それがエースである。ソフトバンクの摂津は立ち上がりから得意のシンカー、カーブなど変化球が高めに浮いた。2回1死では、坂田に先制ソロを浴びた。しかし、金子、秋山、栗山を3者連続三振に仕留めた3回から立ち直ると、7回6安打2失点にまとめた。

 「打線が点を取ってくれてよかった。最低限の仕事はできました」

 4月23日に38度以上の発熱の症状が出た。それでも、高山投手コーチらに先発を直訴。首脳陣、トレーナーの説得により、予定された同27日のロッテ戦(QVCマリン)は回避したものの、穴をあけられない責任感は、投げるボールへ乗り移る。

 復帰戦の3日の西武戦(ヤフオクドーム)は勝ち星こそ付かなかったが、6回を1失点。この日も「緩急を使わないといけないけど、調子は良くなかった。ただ、大事なところでカーブを決めるのはさすが」と女房役の細川をうならせた。

 これで11年4月23日のロッテ戦(藤崎台)、12年4月21日の楽天戦(鴨池)に続き、鹿児島―熊本で行われる「九州新幹線シリーズ」は3戦3勝だ。「まだまだです」という言葉とは裏腹の安定感を見せつけた。

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2013年5月12日のニュース