内川 地方球場への思い入れ強いワケ「選手になりたいと思う子供増やしたい」

[ 2013年5月12日 07:14 ]

<ソ・西>5回2死一塁、適時二塁打を放ったソフトバンク・内川はガッツポーズ

パ・リーグ ソフトバンク10-3西武

(5月11日 鹿児島)
 桜島を望む鹿児島・鴨池球場で、内川がまた打った。5回の決勝適時二塁打を含む2安打2打点。ソフトバンク移籍後、同球場では15打数11安打の打率・733だ。

 大分出身の内川は地方球場への思い入れが強い。小学生の時、新大分球場でのオープン戦で当時ダイエーの小久保のアーチを目の当たりにし、プロ野球選手に憧れた。「野球選手になりたいと思う子供を増やしたい」。地方に来るとその思いがより強くなる。

 5回に内川の一打で勝ち越すと、6回には6安打を集中し、一挙6得点。5連敗中はいずれも2点以下に抑えられ、苦虫をかみつぶしたような表情が続いていた秋山監督は「つながったね」とようやく表情を緩めた。

 だが、内川に満足感はない。「打てるところで打たないと」。まだ借金が2つ残っている。満開の笑みは封印し、次なる遠征地・熊本に向かった。

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