栗山監督 朗らかに優勝の喜び語る「感謝の気持ちだけ」 

[ 2012年10月2日 23:03 ]

 日本ハムの栗山監督は左手をそっと胸に置いてから、朗らかな表情で優勝の喜びを語り始めた。

 ――今の心境を。

 「感謝の気持ちだけ。開幕の時に選手に、家族の幸せのために戦ってください、とお願いした。ファンの皆さまも家族の一員と思っている」

 ――優勝の要因は。

 「144試合全て勝つんだという選手たちの心。甲子園決勝のような思いでここに来ることができたと思う。コーチ、スタッフの素晴らしさ、選手も最高。僕は何もしなかった」

 ――泣かなかった。

 「絶対に泣かないって言ったじゃん。でも、不思議だよね。勝った瞬間に、プレーオフ(クライマックスシリーズ)のことが気になる。この1年は休む日がない。唯一、日本シリーズで勝った時だけなんだろうね」

 ――西武戦はどのような心境で見ていたのか。

 「ちょっとだけ、まさか連敗しないよなと思いながら見ていた」

 ――胴上げの気分は。

 「現実になると、自分だけ夢の中にいる気がする。(胴上げは)怖かった。結構高く飛んでいたでしょ」

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2012年10月2日のニュース