阪神、西岡獲り決定的 資金面も「最大限誠意見せたい」

[ 2012年10月2日 06:00 ]

ツインズを自由契約となり阪神入りが決定的となった西岡

 阪神がツインズを自由契約となった西岡剛内野手(28)を獲得することが1日、決定的となった。

 9月29日未明に西岡が自由契約となってからわずか2日。古巣・ロッテとの争奪戦が予想されたが、まさに電光石火の早業で懸案の内野手補強にメドを立てた。

 坂井信也オーナー(64)はこの日「お手本というかリーダーとしてやってもらいたい」と既に獲得を前提としたコメントで西岡を高く評価。さらに「攻走守そろっていてスピードのある選手。今の阪神に必要な選手です」と明言した。

 阪神は海外FA権を持つ遊撃の鳥谷と、国内FA権を持つ二塁の平野の来季去就が決まっていない。そのため二塁と遊撃の両方を守れる西岡は補強ポイントに合致しており、資金面でも誠意を尽くす。中村GMは水面下での交渉を開始していることを認めた上で「マネーゲームは避けたいけれど、最大限の誠意は見せたい」と話した。

 ツインズと3年契約だった西岡は2年目での退団を申し入れ、自由契約となった。そのため年俸300万ドルとバイアウト(違約金)の25万ドルを合わせた計325万ドル(約2億5400万円)を破棄した。だが金本、城島の現役引退、退団が決定的な小林宏、ブラゼルら高年俸の選手がチームを去ることで10億円近い資金的余裕があり、阪神がそれに見合った金額を提示することに何の支障もない。「阪神・西岡」誕生は目前だ。

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2012年10月2日のニュース