“愛弟子”が先制点もたらす…小倉監督「あすもいいゲームを」

[ 2012年9月6日 21:53 ]

韓国戦の6回、二ゴロを放ち一塁へ向かう金子。送球の間に三走北條(奥)が生還し先制となる

18U世界野球選手権2次ラウンド 日本4―2韓国

(9月6日 韓国ソウル)
 ベンチの指揮官も思わず立ち上がった。0―0で迎えた6回無死満塁。金子凌也 (日大三)が放った鋭いゴロは韓国の二塁手に好捕され、一走が二封されたものの、三走が生還し、日本が先制。さらに2つのワイルドピッチ、笹川晃平(浦和学院)のタイムリーで、この回計4点。わずか4安打に抑えられながら、一点集中で得点をもぎ取り、小倉全由監督(55=日大三)の顔もほころんだ。

 「どうしても点が欲しかった場面。うちの金子でしたし…。(結果は二ゴロも)いい打球だったし、その後の選手たちがストライク、ボールをしっかり見極めて、よく自分たちのバッティングをしてくれたと思います」

 金子は2年生だった昨夏の甲子園優勝メンバーで、新チームから主将を任せた小倉監督にとっては“愛弟子”とも言える存在。今夏の西東京大会決勝では、1点を追う9回2死から甲子園出場を決める逆転打を放った信頼する打者でもあった。

 その金子が7回の守備ではピンチを広げる失策。小倉監督も苦笑いするしかなかったが、連投のエース藤浪晋太郎(大阪桐蔭)が踏ん張り、敵地で宿敵・韓国を撃破。「これだけいいゲームができたのだから、あすもしっかり、いいゲームをしたい」と指揮官は7日の米国戦を見据えていた。

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2012年9月6日のニュース