5毛差で首位打者!4番・ミレッジでCS争い1差離れん!

[ 2012年9月6日 06:00 ]

<D・ヤ>5回2死一、三塁でヤクルト・ミレッジは適時二塁打を打つ

セ・リーグ ヤクルト3-1DeNA

(9月5日 横浜)
 打率・3130と・3125。5毛差で巨人・阿部を上回り、ヤクルト・ミレッジが打率トップに立った。

 「投手とのタイミングが合ってきたからね。首位打者?リーグでベストの打者だとは思っていない。ベストを尽くしているだけさ」

 6月終了時点では打率・268だったが、日本の投手に慣れてきた7月以降は・374。右脇腹肉離れで畠山が離脱後、8月31日の中日戦(神宮)からは4番に座る。長打も期待される打順ながら、つなぐ意識が高く、決して大振りはしない。この日も5回の適時二塁打など2本の二塁打。「(4番は)自分にとってはチャレンジの部分もあるが、打点を稼ぐことこそが自分の仕事だと思っている」と言い切る。

 今季の活躍で来季の残留も決定的な助っ人。だが、ミレッジはもっと長期間、日本でのプレーを熱望する。恋人のディプリー・ボーデンさん(25)は昨年までは米国の大学バスケットボールで活躍。だが、今は日本で一緒に生活し、2人で安定した収入を得るために異国でプロ、企業のバスケットボールチームの所属先を探している。

 首位打者を獲得すれば、新外国人では92年のハウエル以来、史上2人目。だが、今は3位・広島とのCS進出争いしか見えていない。「その時、その時に集中するさ」。ミレッジのバットがチームを2年連続でCSに連れて行く。

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2012年9月6日のニュース